フットサルブンデスリーガ(2021/2022)プレーオフ 決勝
遂に迎えたフットサルブンデスリーガプレーオフ決勝戦、その舞台に立ったのはリーグ戦1位の Stuttgarter Futsal Club そして2位の HOT 05 Futsal 、大きな番狂わせは起こることなく順当に勝ち進んできた両者が戦う地には約750人もの観客が押し寄せた。
フットサルブンデスリーガ開幕戦から268日、今シーズンはプレーオフを含めると606ゴールが生まれ、ドイツフットサル界にとっては歴史的な1年となった。その頂点を決める戦いを制し、トロフィーを掲げるチームは果たして…
両チームの先発は以下の通り
(GL)=ゴレイロ (C)=キャプテン
Stuttgarter Futsal Club
1 Aksentijevic (GL)
2 Ivankovic
8 Dzindic
11 Sesar
22 Babic (C)
HOT 05 Futsal
1 Vavrek (GL)
10 Valente
14 Oriveira
15 Wittig (C)
17 Mica
Stuttgarter Futsal Club のキックオフで試合がスタート、決勝戦に相応しい激しい攻防戦を繰り広げるがどちらも得点には繋がらず、長いこう着状態が続く。結局、その後も両チームネットを揺らすことなく、ドイツのフットサルの試合では珍しい無得点で前半戦を折り返した。
リーグ得点数1位の HOT 05 Futsal と3位の Stuttgarter Futsal Club、どちらも高い攻撃力を誇るチームの対戦なだけに多くのゴールが生まれるかと思われたが、前半戦は観客の予想を大きく裏切る展開となった。
試合が動いたのは後半34分、Stuttgarter Futsal Club の右サイドから仕掛けたパスに反応した Danjel Knezevic が体勢を崩しながらも打ったシュートがゴールに吸い込まれ、試合時間残り7分で値千金のゴールを挙げる。
HOT 05 Futsal は残り4分を切ったところでパワープレーを開始、Stuttgarter Futsal Club のゴールに迫るが、後半38分シュートブロックしてクリアーしたボールを Srdan Ivankovic が直接ゴールに叩き込み、見事パワープレー返しを決めスコアを2-0とした。
その直後、ドイツ代表キャプテンのChristopher Wittig が1点取り返すも、あと一歩力及ばず2-1で試合終了となった。
この結果により、フットサルブンデスリーガ初年度の優勝チームはStuttgarter Futsal Club となった。
優勝したStuttgarter Futsal Club には、この大会の為に特別につくられたトロフィーが授与され、今年度のUEFAフットサルチャンピオンズリーグの出場権が得られる。
クラブの歴史が浅いながらも、優勝に相応しい実力をみせた Stuttgarter Futsal Club、来年度もフットサルブンデスリーガを牽引する存在として、ドイツフットサル界を盛り上げてくれるだろう。
これにて2021/2022シーズンのフットサルブンデスリーガの全行程が終了となるが、また新たな闘い、新たなるシーズンが今年の9月から始まる予定になっている。
来シーズンもフットサルブンデスリーガから目が離せない。